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原発ホワイトアウト [本、映画、テレビ他]

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もし原発は再稼働と思っている方がおりましたら、ぜひお読みください

この本は 一応小説という形を取っている。
しかし、限りなくノンフィクションである
著者の若杉冽氏は(仮名)
東大卒、霞が関のキャリア官僚という事だが
ここまで内部の人しか知りえない事を書いているから、その経歴は知らされない
いわゆる覆面作家である
今、誰がこれを書いたのか? 犯人探しが始まっていると言う

あらすじ
http://tanakaryusaku.jp/2013/09/0007960

官僚、政治家、電力会社やその関係者
あまりにあざとい。何が国民にとって大事であるかより、いかに儲かるか?
その後の自分たちの安定につながるか、視点はそこにあるように思える。

原発がなぜ止められないのか?
あの重大な福島の事故の後に なぜ再稼働しなければならないのか?
全てはこの本が知らせてくれるのではないだろうか。
この本を読んでいたら、本当に日本と言う国が嫌になってしまった。
このような人たちが この国を動かしているのだと思うと
暗澹たる気持ちになった。
でも、誰もがというわけではない
官僚の中にも、これではいけないと、動いている人も何人もいるし
与党政治家も頑張っている人がいる。多分孤立していると思う・・・・・・ 

登場人物は、すぐにわかるようにちょっと名前を変えただけ
そして、再稼働に反対すれば 福島県前知事の佐藤 栄佐久氏のように
逮捕されてしまう。
結果的に無罪にはなったが、この時点でもう政治生命は断たれた
国策?に刃向うとこのような事が、平然と行われる
小泉時代にも、それは何人かあったようだ。

新潟県の泉田知事が ジャーナリストに以前言った
私は自殺しません。もし私が死んだらそれは殺されたという事です。
それだけ、再稼働に反対していると身に危険が及ぶ
それでなくても関係者の自殺?も多い。
巨大な 原発利権ががんじがらめにあり
多くの人たちがそれによって富を得ているからだ

若杉氏は 本当は 山崎豊子さんのような方に書いて欲しかったと
言っている。
しかし、それが叶わないので、自分で書いたらしい
一気に書き上げた。
秘密保護法の関連もあるし
見た事、知っている事、聞いた事、それらを合わせて
小説に仕立ててあるが、ニュアンスの違いくらいで
まさに、事実はこれに近いのではないだろうか?と私は思っている。

本は図書館で借りたが、買う事にした。在庫も少なくなっているという
なぜなら増刷が差し止めになるかもしれないと考えたからだ
それほど、政権や電力会社、検察を揺さぶる本だと思う。

小説だと自覚するのは
二度目の原発事故が起きるという想定だ。
しかし、以前にもブログで書いたが 二度目が起きないと
この原発利権の仕組みは変わらないのかもしれない。
津波も地震もなく、単に二人のテロが起しただけで
全電源は喪失し、逃げ惑う人々・・・・・
メルトダウンを引き起こす
恐ろしい事だと思う。
それを絵空事という批評もあるが、人の動かしているものだからこそ
ありうることと思える。
日本もテロの標的になる事を思えば
絶対にありえない話ではない


電力会社こそ 選挙の重大な資料をもっているという事に初めて気がついた
住所、電話、電力使用量でその生活レベルがよくわかる。町の実力者もわかる
政権にとっては 大変に重宝となる一級資料だ。
それらを活用している。切っても切れない関係が政治家と構築されるのである
そして 今回も思ったことは本のカスタマレビューをみると
この本の否定的なレビューも多い。良いというのと極端だ。

これは、余剰人員を抱えられる余裕の電力会社にはこのように
ネット対策の特別の部屋があり、再稼働に向けた意見を発信出来る部署が
ひそかにあると言う。
「死の淵を見た男 吉田昌郎」でも感じた事だが、ようやく理由がわかった

最後に、気になる記述等もあったが(キャリアの上から目線?)
この本を書きあげ、世に問うたその勇気には感謝したい
これは一応小説なのであるが、あとはどう読むか 読者次第かも知れない


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コメント 7

momotaro

これは本当にすごい本です。
私も自分のブログで取り上げたことがあります。
「…政治の中枢にあって、旧態依然とした状況に居たたまれない思いの若手官僚もいたのかと、一筋の光明を見出した思い…趣向を凝らした渾身の一作…」と冷静風ですが、実は興奮してお伝えしました。

by momotaro (2015-01-23 22:41) 

さきしなのてるりん

読まねば、、、です。
by さきしなのてるりん (2015-01-23 23:17) 

majyo

momotaro様
読まれましたか! それは話が早いです
実は急いで読んだので また読み直しています。
良心あれば、実情がわかれば、告発したくなりますよわね。
内容がわかりかねるここともありますが、虚実混ぜながら
一番伝えたい事は何か?
その勇気に一筋の光明、まさにそうですね
by majyo (2015-01-24 07:50) 

majyo

さきしなのてるりん様

書かなかったことを言いますが なぜ著者が一気に書き上げたか?
それは新潟県の泉田知事を救うためです
このままいけば、福島の佐藤前知事の二の舞になると
小説で先に逮捕させてしまうのです。もちろん冤罪として
インタビュー記事をみて慄然としましたし、またその勇気には感動しました。
やはりこの原発の闇は深いですね
by majyo (2015-01-24 07:58) 

majyo

ふくるぐ様
ご無沙汰しております。
読んでくださっていたのですね。
ありがとうございます。

図書館に予約してくださったのですね。
8冊もあるという事は素晴らしいです。
どうぞ、お若い皆様にもお勧めしてください。
原発再稼働は、地球温暖化防止ではありません。
あらゆる利権が絡んでいます。
by majyo (2015-01-24 20:50) 

ふくるぐ

こんにちは♪
お久しぶりです♪ (コメント再び書き込みさせてもらいに来ました♪)

「原発ホワイトアウト」読んでみたいと思い、早速図書館で予約してみました。
いつも読みたい本が貸出中になるので、今回もしばらく待たないと無理かな~?と思ったら、すんなり予約できたので、蔵書数を調べてみると、8冊も図書館で用意していました。 5冊貸出中でした。
時間かかるかもしれませんが、じっくり読んでみたいと思います。♪
ありがとうございます。
by ふくるぐ (2015-01-25 11:13) 

majyo

ふくるぐ様
再度のコメントありがとうございます。
色々な理由で国は再稼働を推進していますが、裏があるように思います。
とうぞご自分で読まれ、判断してください。
もう二度目はありえません。
次世代に残すものはなにか一緒に考えましよう。
by majyo (2015-01-25 11:55) 

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